いかに相手の立場に立って考え、立ち振る舞えるかどうかということが重要ということを再確認することができた
マナー研修という形で集中的に講習を受けるのは今回が初めての機会であった。病院勤務時代には勤務中に病院職員以外の人に会う機会も少なく、長年一緒に働いている同僚や上司、他の部署のスタッフの中での会話や業務で完結してしまうことが多い為、企業に勤めるサラリーマンに比べれば接遇に関する正しい知識に触れる機会は少なく、また知識がなくても特に気にせず業務が、行える環境にあったのではないかと思われる。
本研修会を受講するまではいつも出来ているつもりでいた挨拶の仕方・表情・態度・動作についても、自己流で相手にどう受け止められるか等しっかり考える機会も少なかったが、今回の研修でいかに相手の立場に立って考え、立ち振る舞えるかどうかということが重要ということを再確認することができた。すなわち、生きていく上で他者への気配り・思いやり・配慮していくことが自分の周りの環境を良くすることにつながり、結果人間関係も仕事も順調にいくといういい流れを引きよせることに繋がる精神的な心構えも学ぶ事ができ、日々日常を過ごす中で忘れがちな人としての在り方について再考できる良い機会となった。
また、実務的な知識として今回学んだ名刺交換の正しい知識も今までの見様見真似のやり方とは大分異なっており、企業に勤める社会人では知っていて当然の知識もしらなかった自分の常識の無さを再確認させられた研修会であった。
最後に行ったグループディスカッションでは、なぜ利用者様に喜んでいただくことが必要なのか?喜ばせなくてもいいという考えがどのような結果をもたらすのか?といった普段当たり前に分かっていると思っていた心構えに関しても、理由を挙げるとなると多くは出てこず、普段当たり前と考えていることでそれ以上深く考えず、思考が止まってしまうことの怖さを感じた。
いつも机を並べるスタッフとのディスカッションは新鮮なものがあり、仕事に対する考え方や姿勢を垣間見ることができ良い刺激になった。また検討内容より個人の心構えが評価につながり、結果会社の利益・発展に繋がっていくことの良い流れと、正反対の負の流れについても再確認することができたことは、普段当たり前のように業務をこなし慣れの部分も出てきている自分自身の心の紐を締め直す良い機会なった。
最後に、このような研修の機会を設けて下さった社長・専務に心より感謝すると共に、今回の研修で得た知識・心構えを日々の業務に生かし、利用者様に還元することで会社の利益・発展に繋げていけるよう今後も日々努力していきたい。
介護施設 Y.H さん 40代男性