オフィストヨオカ講師 豊岡厚恵の接客・接遇コラム

一流ホテルを思わせた従業員さん

成長する会社には

「一流人」と言われる従業員さんがたくさんいます。

 

では、いったい「一流人」とはどのような人のことをいうのでしょうか。

 

今から15年以上前に、ある一流と言われるホテルでの講演を控えていました。

開始30分前にホワイトボードに書くペンが足りないことに気づき、慌てて会場のそとに出たときに

小走りで急いでおられるベルボーイらしき従業員の方が目に留まり、呼び止めました。

 

「すみません、この会場でもうすぐ講演をするのですが、ペンが足りなくて・・・」

 

私はきっと、

 

「ちょっとこちらの担当ではないのでフロントに行ってください」

 

とか

 

「自分は担当ではないのでちょっとわかりません」

と言われるのを覚悟していたのですが、

そのベルボーイさんは

私の名札を見た後、

「豊岡様、かしこまりました。すぐにご用意いたしますので、ご安心ください。

どうぞ中に入ってお待ちくださいませ。」

と優しい表情を向けて下さり、急ぎ早にその場を後にされました。

 

私はそのベルボーイさんの対応の仕方に、感動し

『さすがは一流ホテルだ!!』と思ったのを覚えています。

 

急に呼び止められ、ご自身の御用もあったと思います。

また、ご自身の役割とは全く関係のない突然の出来事であったと思います。

しかし、

今、目の前で困っている方を何とかして差し上げたい、という思いで行動されたのだと思うと、

このベルボーイさんを通じてまさに「一流ホテルだ」と感じることができたのです。

 

今、目の前で困っておられるお客様のお役に立ちたい。

何とかしてあげよう、

というマインドで

 

自分の仕事に誇りを持って仕事をしている一人のベルボーイさんから

さすがは一流ホテルだと思わせられたということです。

 

 

一流の働きをしている従業員がいること、一流ホテルと言わせているのです。

 

まさに、会社にこのような「一流人」がいることこそが、

会社の質を決め、信頼を集め、成長していくのです。

 

あなたの会社ではいかがでしょうか。