「褒める」は何故必要なのでしょうか
部下、スタッフ、従業員の育成に欠かせない『褒める』ということ。
『褒める』というのは、“出来なかったことが出来るようになった”と言う事に対して、 また、その努力をしてくれたことに対して、「認める」という意味の“褒める”です。
リーダー(上司、店長、指導者)にとっては、そのようなことは“出来て当り前”。
ですから、「褒めるなんてできない。」
「こんな事出来て当り前、当然であって、本来は、更にこれ以上の事をしてもらわねばいけないのに、褒めることなど出来ない。」
そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし!
ここが肝心なところです。
人は、一生懸命頑張ってやったこと、まして、出来なかったことが出来るようになったことに対しては「認めてもらいたい」「褒めてもらいたい」「評価されたい」と思います。
しかし、“出来て当然”という態度や、“称賛の言葉”がなければ
たちまち、ヤル気をなくしてしまうものなのです。
そう!
そのヤル気に火をつけてあげるためにも、この『褒める』は必要で大切なことになります。
軍人、山本五十六氏の言葉にも
「やって見せ 言って聞かせ やらせてみて 褒めてやらねば人は動かじ」
という名言があるように、
出来たことは、「当り前」ではなく、
その従業員にとっては出来なかったことが出来るようになってくれたのですから
「よかったね」「ありがとう」等、相手(社員、スタッフ)を思いやる言葉が必要です。
その言葉一つで、またヤル気になってくれるのですから、尻込みせず褒めてあげることです。
部下、スタッフ、従業員の皆さんは、上司に褒めてもらえるために、また、認めてもらうために、頑張る、という所があります。
そこを、わかってあげれば、褒めてあげることは育成に欠かせないものですね。