「褒める」ことの落とし穴
指示を与え、してくれたこと、出来たことを“褒める”ことの大切さを前回お話ししましたが、
この「褒める」の『褒め方』に大きな落とし穴が潜んでいます・・・・。
- 「せっかく褒めたのに、ヤル気になっていないようだ」
- 「褒めたのに、言う事を聞かなくなった・・・」
- 「だから褒めたらつけあげるんですよ!」
などなど・・・
私は、その『褒め方』はいかがでしょうか?
とお聞きしたいのです。
「よくできたね!」「凄いじゃないですか」「さすがですね!」「よかったね!」
など、言葉は様々でしょうが、
その褒めた時の、褒め方が大切です。
言葉では、「よかったね!」「凄いじゃない」
といいながら、心の中で「それくらい出来て当り前でしょ」「こんなこと今頃出来たの」と思っていたら、残念ながら、言葉ではなくその思いが相手に伝わるのです。
自分ではそんなつもりはなくとも、その心の思いが、ちょっとした態度やしぐさ、表情や言い方に出たり、例え出ていなくとも、心から褒めていない、認めてくれていないという事が伝わるのです。
だから褒める時には、
“本気で、真剣に、全力で褒めてください。”
それが相手への礼儀であり、認めるという事でもあります。
スタッフへの感謝がないリーダーは
褒める以前の問題です。
リーダー自身が、“普段から部下やスタッフをどのように思っているか”ということがとても大切です。