部下のモチベーションを下げない方法
社員、部下とのコミュニケーションって
どんな頻度でとれば良いか
考えたことってありますか?
以下の2つのうち
どちらが相手との「関係の質」を
高められると思いますか?
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①たとえ5分10分と短い時間でも
頻繁に接点を持ってコミュニケーションを取る
②2~3カ月に1回でも、1~2時間、
しっかり時間をとってゆっくり話を聞く
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さぁ、どちら選ばれたでしょうか。
どちらも正解のようですが・・・
正解は・・・
「①」です 。
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頻繁に言葉を交わして コミュニケーションを取って
『接触回数を 増やす』方が
『関係の質』が高まるということです。
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もちろん、②が不正解というわけではないのですが
忙しい中にも、たとえ5分でも10分でも
声をかけたり、
コミュニケーションの機会を持つということこそが
部下との関係の質を高め、モチベーションを下げない
大きな要因となるということです。
では、
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社員部下とのコミュニケーションが不足すると
一体どんな事態を招くのでしょうか。
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一度ご自身で思いつくまま考えてみてください。
さぁ、どんなことが思い浮かんできましたでしょうか?
・互いに壁ができる
・疑いが発生し誤解が生じる(どう思われているんだろう・・・/悪い解釈)
・勝手な解釈でミスが生じる
・互いに探り合い(きっとこう思われているに違いない・・・)
・仕事の依頼がしづらくなる
・モチベーションがダウンする
・報連相がしにくくなる
このようなことが思い浮かんだでしょうか。
これをほおっておくと、どうなると思いますか?
↓
・業務が滞る
・チームが乱れる
・愛情不足(構ってもらえない気にしてもらえない) が
引き起こす風紀の乱れ
・思いやりの欠如
・我関せずの人を作る
いかがでしょうか。
コミュニケーションが足りないことが原因で
起こる問題は非常に大きいのです。
アメリカの心理学者ドン・クリフトン氏は
『バケツ理論』を提唱しています。
全ての人は心に大きなバケツを抱えていて、
人からの「称賛」、「肯定」、「認知」、「関心」
の水をためこみたいと思っている
というもので、
「気に」かけて
「興味」を持って
「認めて」欲しい
「否定」しないで
と思っているのです。
心に抱えたバケツの水がたくさん溜まれば、
その人は「幸福感」を得られ、
カラになればなるほどその人は
「失望感」を持つ(やる気を失う)
という理論です。
例えば、部下が
・良い成果を上げた
・お客様に喜んでいただけた
・普段から人の嫌がることも進んでしている
しかし、
・誰も気づいていない
・誉めてくれない
・認めてくれない、
・気にしてもらえていない、
・興味をもってくれていない、
・ねぎらいの言葉すらない、
となると、
心のバケツの水が干からびていくんですね。
もちろん、誉めてもらうために
しているわけではなくても、
誰からも関心を持たれていないと、
モチベーション下がりませんか?
ということです。
他人から、特に会社では、
上司であるあなたからの
賛辞、
褒め言葉、
積極的評価、
肯定的な言動
によって心のバケツは満たされていくということです。
逆に、他人から受ける
非難、批評、悪口、叱責、無視、等の否定的な言動によって
心のバケツは干上がってカラになっていくということなんです。
社員部下は一人一人個性が異なり、
能力も違えば考え方、感性も違いがあり、
同じ話しをしてもそれぞれ感じ方、
受け止め方が少しずつ違います。
でも、共通することは、
「自分のことをわかってほしい」
「関心を持ってほしい」
「認めてほしい」
「誉められたい」
「否定しないでほしい」
と思っているとうことです。
これは上司と部下に限らず、
親子、夫婦、恋人、どの関係にも言えるでしょう。
もちろん、これを読んでくださっている
上司であるあなた自身にもいえることかもしれませんね。
是非、言葉にして、
「気持ち良い挨拶ありがとう」
「素晴らしいね」
「さすがだね」
などと、思った通りのことを言葉にしてみましょう。
相手がキラッと輝く瞬間が見れますよ。